エムカク「明石家さんま1」を紹介する

水道橋博士のメルマ旬報からの書籍化。本編はもっとれます。若くて夢と時間だけはあってもお金は無いという時期がさすがの明石家さんまにもあった。
 なぜ笑福亭に弟子入りしたのに明石家なのか、なぜ落語をやっていないのか、なぜずっとピンなのか、なぜどんな時でも後輩に厳しくふるのか、などの理由が分かります。
 どんなに不遇な時代も、お金が無くても、皆から可愛がられます。そして、ずーと面白いです。
 杉本少年が芸人になって人を笑わせるためには、師匠に弟子入りしなくてはいけませんでしたし、それが当たり前の時代でした。現在の吉本興行は、NSCでお笑い芸人を育成し、吉本興業の劇場に出演させる形式が大半だと思います。明石家さんまさんを今テレビでみると、自分が松之助師匠や桂三枝桂文珍など先輩から受けた恩や芸への厳しさを後輩たちへ惜しみなく与えているように思えます。
正に天下をとっていく後半も楽しみです。